5.ELP(論理的問題解決のための英会話)プログラムの展開

ELP(=English conversation for Logial Problem solving=論理的問題解決のための英会話)プログラムは、海外で活躍する日本のビジネス人を対象とした「問題解決の英会話強化」のプログラムです。特に幹部やエンジニアに対して、有効なものです。

1.「ビジネス英会話」は問題解決の真剣勝負
「ビジネス英会話」は、問題解決の真剣勝負であり、実態は、「平和時における戦争の形態」(Peace time form of WAR)ともいえます。この戦争に勝つためには、英語力だけでは不十分です。では、日本人は何を武装すればよいのでしょうか。

それは、「論理思考」と、「鋭い質問力」です。

ビジネス場面において、相手の発言の本質を知るためにはRationale を見抜くための論理武装が不可欠です。そして、それを生かすための自身の英語力に合った「鋭い質問力」が必要となります。

論理を背景にした鋭い質問ほど相手をひるませるものはありません。その質問がビジネスの最先端を行く経営用語を駆使したものであればより戦いに勝利しやすくなります。さらにキーボキャブラリーを知ることも重要となります。(例えば、Objective , Rationale , Priority , Alternative , Strategy , Distinctions , Issue , Relevancy , Potential Problem , Preventive and Contingencyなどの本質の理解と使い方)

2.ビジネスにおける英会話は“Power”と“Speed”
“Power”は派手なジェスチャーと声のボリュームにより生まれます。“Speed”は日本語で速く話すことを訓練することでも身に付きます。さらに、もし相手の英語力が自分より上であれば、「ゆっくり話せ」、「難しい言葉は使うな」と釘を刺し、自分のペースで会話を進めることがポイントとなります。

3.ELPとは論理的問題解決のための英会話
ELPは、日本人がすでに持っている英語の基礎能力をベースに、論理思考を活用し、問題解決のための英語による鋭い質問力を強化するための訓練プログラムです。問題解決にしろ、意思決定にしろ、情報や判断の根拠は、質問によって解き明かされるという原点を意識する必要があります。これは、従来のビジネス英会話の概念にはない、全く新しいアプローチなのです。

ELPは、ますます激化するグローバルビジネスで、日本人幹部のビジネス・ビヘイビアを論理的枠組みと問題解決に関する質問力により、強化するものである。参加者の英語レベルに左右されることなく、全員がその効果を享受できるようにデザインされていることが大きな特徴である。