7.著作活動の展開
飯久保廣嗣は、今後も「思考技術」に関する著作活動を展開してまいります。
1.直近の著作について
2012年11月1日発行で、『日本流・ロジカル思考の技術』をPHPビジネス新書より出版いたしました。目次の一部を下記に列挙します。
プロローグ ビジネス人にとっての「新たな武装」
第1章 プライオリティは、“急がば回れ”
第2章 トラブル・シューティングは、“的を絞り”、“辻褄を合わせる”
第3章 デシジョン・メイキングは、“君子の豹変”
第4章 リスク対応は“転ばぬ先の杖”と“泥縄の教訓”
第5章 グローバルスタンダードとしてのラショナル思考
エピローグ――原発事故について考える
また、「まえがき」より一部を抜粋します。
本書のタイトルを「日本流」としたが、説明が必要である。
そもそも、物事を処理する時の“日本流”のものの考え方が世界に通用しないから、それを変えなければならない、と主張するつもりはまったくない。
それどころか、日本の文化や先人の智恵の中には、世界に通用する日本固有の“論理的発想”があることを認識したい。また、論理的に詰めても解決が難しい場合に、「物事を丸く収める」という日本人の智恵が、最も理想的なソリューションになることもある。ただし、我々の物事の考え方を革新(Innovate)し、共通の思考のプラットフォームを築くことが必要ではなかろうか。
「日本人のものの考え方は独特か(Do Japanese think differently?)」と外国人に聞くと、ほとんどが「その通り」と答える。
それでは、「日本人の論理は異質か(Is Japanese logic differently?)」と問えば、「そのようなことはない」と言う。
つまり、ロジックは同じでも、日本人はその使い方がかなり違うというのである。結果、議論がかみ合わない。結論が出るまで時間がかかる。議論の堂々巡りが始まる。
このフラストレーションの解消を試みるのが本書の狙いである。
2.今後執筆予定の書籍について
英語によるコミュニケーションに関する著書で、「英会話」、「ビジネスボキャブラリー」、「問題解決の論理力」、「国際ビジネスの常識」を、1つにまとめたグルーバルビジネス人必読のものを考えております。