昨今、政府直属の諮問会議や諮問委員会が数多く設置されるようになりました。小泉内閣でも特殊法人の再編や郵政民営化、道路公団民営化、規制緩和などで一定に役割を果たしてきました。私自身、優秀な官僚の国政に対する関わり合いを正常化する意味でも、これらの機関は必要であり、設置に異論はありません。
日銀総裁の投資問題が連日世間を騒がせているようです。今回の一件で間違いなく傷つけられたものがあります。それは、日銀総裁のdignityです。
私自身、現日銀総裁の手腕を高く評価しているものの一人であります。また、有利な投資をすることは基本的には個人の自由だと思います。しかし、日銀総裁は言うまでもなく中央銀行のトップであり、その手腕以前に高い倫理観と理性が求められると、私は考えます。