飯久保廣嗣 Blog

2006年07月31日

今年のサミットで発生した問題の中に、中ロの台頭、そして日米同盟がもたらすこれからの変化があります。9月に誕生する新総理の方針によっては、日米同盟に若干の調整があるかもしれません。情報もなく外交問題のシロウトの私が意見を述べる資格はありません。ただ、今後の外交(外国交際)に対して一国民としての意見を発信したくなりました。

2006年07月21日

私には、日本人と、欧米人や一部のアジア人の議論の展開方法がこれほど違うものかと、思い知らされた経験があります。それは、私の母校(米デポー大学)で、意思決定に関する客員教授を引き受けたときのことです。

授業時間は110分。1日2コマ、週5回を4週間というハードなスケジュール。生徒は学部4年生16名。ご存知のように欧米では先生を交えた議論により授業が進行します。最初に先生はたたき台としてA4・1ページほどのケーススタディを提示し、それについて生徒間で議論をさせることから始めます。

2006年07月18日

小学校での英語教育の強化の必要性が論じられています。国連加盟国190余国の中で、英語力が最も欠けている先進国は日本、といっても過言ではないことが現状です。英語教育にこれだけ注力していながら、投資効果が現れない稀有なケースの日本。国や教育関係者は、活路を“小学校英語”に見出そうとしているようです。

2006年07月10日

人間には理性があります。理性は英訳すると、“REASON”となります。REASONは、学校などでは「理由」という訳しか教えてもらえませんが、理性という意味もあるのです。

そして、さらに英英辞書でREASONの意味を調べると、「一貫性を持って論理的に思考し、知り得た事実から結論を導き出す」など、思考に関わる奥深い定義に出くわします。また、その形容詞である“REASONABLE”は、「許容範囲内の、節度のある、穏健な、思慮深い、奉仕的な、賢い」といった様々な意味があります。