飯久保廣嗣 Blog

先週のブログでは教育について述べましたが、政府も教育再生委員会を立ち上げるなど、教育改革に本腰を入れて乗り出しており、それは大変結構なことだと思います。しかし、一国民として知りたいのは、どうような人選基準で委員が選出されたかということです。この委員の思考や発想、発言などにより、将来の我国の教育方針が決まってしまう可能性が高く、その選ぶ際の基準は非常に重要なポイントだと思われるからです。

確かに各界の立派な方々が委員として名を連ねておられるようです。しかし、私なりに人選の際の基準を挙げてみると、例えば、

1.理念・哲学を持って自分の人生を歩んできた人
2.日本の将来を命がけで憂慮している人
3.国際的見地から日本人の将来像を描ける人
4.自己犠牲を厭わず教育改革に取り組む姿勢を持つ人
5.理性的で具体的に教育再生活動が進められる人
6.ご自身の領域で独自の成果を挙げられた人
7.時代を先取りして将来の向かうべき方向を提示できる人
といったところになるでしょうか。

こういった人選基準が開示されると、我々国民はより、教育に対して深い関心を持つことができると思います。委員として選ばれた後の「結果」だけでなく、人選基準という「過程」も明らかになることにより、委員の役割や委員会の意味合いもより明確になるでしょう。さらに、付け加えるならば、教育再生委員会そのものの達成するべき成果が具体的に明示され、それが国民の共通意識として醸成されると、再生のための素晴らしい諸施策が確立されるのではないでしょうか。