私たちは多くの「外来語」を日本語として日常生活に使っています。古くは中国から、最近では欧米由来のものが圧倒的です。なかには安易に発音をそのままカタカナにしたり、あるいは、考えや概念を理解して、それに見合う日本語を創作するケースもあります。
先日、妻と軽い昼食を取っていたときに、隣で同じように食事をしている知的な20代の女性と会話をする機会がありました。話が盛り上がり、後日、ゆっくり時間をかけて食事をしようということになり、当日はその女性の友人とともに4人で楽しいときを過ごしました。
戦後、国際的な企業として発展したソニーの創業者の一人である、故・盛田昭夫氏は、生前、「プロブレム・ソルビング」つまり、「問題解決」の重要性を説いていました。考えてみれば、社会の活動や人間の生活は、すべてが問題の連続であり、それらを解決するための議論をしなければ社会全体が成り立ちません。盛田さんの言われるプロブレム・ソルビングは、人間社会や組織にとって望ましくないが発生したときに、その原因を明確にし、必要があれば原因を除去し、正常な状態に戻す、一連の作業を指していたのではないかと思います。
先日のブログにおいて、『コンティンジェンシー後進国』というタイトルで発信しました。コンティンジェンシーとは「あらゆる計画を実施するときに起こりうる諸問題点を想定し、それらが発生したときにその影響を極小化するための対策」であり、日本はその分野での認識が希薄であるという現実を書きました。